やまと通信       Vol.9
 
〜 一 番 大 切 な こ と 〜
 
 
 最近みなさんもよく耳にする言葉で「学生の学力低下」というものがあると思います。たしかに全国規模で長年小・中学生を相手にテストを行ってきています「進学研究会」さんの報告でも、10年くらい前までは生徒の学力分布が偏差値50ぐらいのところに集中する、ひとこぶ型だったそうですが、最近は偏差値60ぐらいと偏差値40ぐらいの2カ所にこぶが出来るようになったそうです。
 しかし、たかが10年ぐらいで人間の能力はそんなに変わってしまうものでしょうか?少なくとも、私はそうは思いません。
 ただ、事実として学校の授業を受けるだけでその学習内容が理解できない児童、学生が増えているのは事実なのです。
どうしてでしょうか?
 文部省はその原因究明と対策に本格的に取り組むようですが、とりあえずは、「今の学生が、学ぶことへの意欲、関心、心構えが昔に比べて劣っているのは問題がある。自分から学びたいと思うようなゆとりある教育を進めなければならない」(1999年度版『教育白書』)ということを申しております。
 この文部省の言葉の中の前半部分「今の学生が、学ぶことへの意欲、関心、心構えが昔に比べて劣っているのは問題がある。」というところに大いに同感します。
 学校の授業は毎年多くの先生方が研究していますので、少しずつは分かりやすくなっているはずなのに、学校の授業を受けているだけでは理解できないというこの矛盾。どこから来るのか、それはまさしく「学ぶことへの意欲、関心」が減少し、かつ「心構え」がおかしくなっているからだと思います。
 そしてそうなってしまった原因はもちろん社会全体あります。その社会の負の側面が凝縮されお父さんやお母さんに集まり、それが最悪の形で子供たちに注がれ、子供たちの「学ぶことへの意欲、関心」がそがれています。
 当塾でも、子供たちは「分からない。」「それは無理。」「絶対覚えられない。」とよく口にします。しかしそれは単に「学ぶことへの意欲、関心」が低いだけなのだと私は考えます。
 ではどうしたらよいのでしょうか?「厳しく竹刀などで脅しながら教えますか?」「何とかおだてながら教えますか?」それとも「意欲、関心が出てくるまでじっと待ちますか?」
 
みなさんならどうしますか?
私は、じっと待ちます。
 Home   やまと通信の目次へ