やまと通信     Vol.15 8月号
 
〜 お 手 伝 い 〜
 
 私は現在約2ヶ月にわたり、松戸市女性センターが主催しています「男女平等社会をつくる」というセミナーに参加しております。
 どんなセミナーかは、タイトルの通り、現在の男女不平等ができてきた歴史や現在の問題点、そしてこれからの対策などを群馬パース看護短期大学教授の内藤和美さんにいろいろ教わりつつ、松戸市民(松戸に勤務している方)などと共にいろいろ話し合っております。
 いままで7週にわたり学んできましたが、その一番のポイントだと私が考えていることは、私たちが人を判断する際(プライベートでも公的なときでも)、その人を一人の人格ある人と見ずに、「男」「女」ということだけでかなり面を判断し、対応してしまっていることが問題だということです。
 なんだそんなことか、とお思いの方が多いかと思いますが、実はこれはたいへん根が深く、かなり広範にわたり多くの人たちを苦しめているのです。
 わかりやすいところで言えば、「男は仕事、女は家庭」というものがあります。(最近では「男は仕事、女は仕事と家庭」となりつつありますが・・・)
 これは女性として生まれてきたばかりに、能力があっても家庭で家事しかできない、まあ派遣社員かパートさんとして働くことがせいぜいということになります。また、男の側は、男として生まれてきたばかりに、どんなに気が弱く、体が弱くとも、自立して家庭を持ち、それを維持することを強制されます。
 その結果として社会的な知の蓄積という面で、大きく損をしているでしょうし、また、多くの人たちがその社会的強制に耐えられず、自ら命を絶っていきます。(日本の自殺者は年間3万人以上です。ようするに1日約100人!)
 
 では、これからはどのような方向へ私たちは向かっていくべきなのでしょうか、また、向かおうとしているのでしょうか。
 一言で言えば「個人主義」というものの方向へ行くのでしょう。
 男、女というに関わらず、若い、年輩というに関わらず、その人が自分の生き方を選んでいくようになるのでしょう。そして、実力がある人はより多くの選択肢の中から自分の人生を選ぶことができるようになり、実力のないものは今以上に不自由な生活を強いられるようになるはずです。
 では、「実力」とはどんなものなのでしょうか。
 私がいま考えている「実力」とは、「学力」と「生活力」です。
「学力」とは、もちろん受験勉強というものも含みますが、何よりもこれから特に必要とされるのは「読む・書く・考える力」だと確信しています。
 今後は今以上に、自分で考え、判断し、行動していける人こそ社会に求められるでしょうし、また考える力がつけば自分の人生をより豊かにすることも可能なのではないかと思っています。
 そのためには、「読む」、「書く」ことが何よりの訓練なのです。
 すなわち、読むことは書くことにつながり、書くことはすなわち考えることなのです。ですから、あまり細かいテストのことなどを気にせず、読むことと書くことの習慣、訓練をすべきなのです。(特に8歳〜12歳の時期は、無理なく、効果的に「読む」「書く」ことの能力を鍛えることができますから、その時期には、どうしてもやってほしいです。)
 ただ、現在の日本社会はまだまだ「学歴社会」ですから、受験勉強も怠ってはいけないでしょう。つまり、どんなに「実力」があっても、「学歴」がなければ、いまの日本ではその「実力」を発揮することは難しいからです。
(そんなの悔しいですよね!)
 
 次に「生活力」ですが、これはまさに生きていくための「経済的活動」以外の全ての力です。例えば、料理・選択・掃除・買い物・趣味・友人関係などです。
 先にも述べましたが、これからは個人によってその生活スタイルを選べるようになっていくだろうと思いますが、いくら会社と家庭の生活を5分5分にしたくとも、家庭での生活力がなければできませんし、そもそも生活力がなければ、家庭生活を楽しもうなんて気すら起こりませんよね。(そのことがその人の人生を貧しいものにしてしまいかねない!)
 つまり、何事も「できる」から面白い、もっとやりたくなるのであって、「できない」ことは面白くない、もうやりたくないになってしまうのです。
(これは「勉強」についても同じことが大いに言えます!)
 
 えぇ、何とも読みにくい文章で申し訳ないのですが、少しずつ「親の役割」が見えてきましたでしょうか?(いかがですか!?)
 う〜ん・・・やはり、いまいち分かりづらいですかね。
(それは、私自身がいまいち分かってないからでしょう。)
ということで、今月のタイトル「お手伝い」と共に、「親の役割」について来月までの宿題ということにしたいと思います。
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