やまと通信

〜 お 願 い 〜

3月号
Vol.46

 

 先日、六実三小のお母さん方の企画で、丸屋真也さんというカウンセラーの方の講演会に行って来ました。丸屋さんは20年近くアメリカで臨床心理学などを学び、現在は学校に行けない生徒さんや、いろいろな家庭問題を抱えるお母さん方へのカウンセリングなどをしているそうです。
 さて、今回の講演会のテーマは「子どもの心が見えていますか?」というものでした。参加者の大半が六実三小のお母さん方ということで、今回は幼児期〜小学生までことを中心にお話ししていただきましたが、とても良いお話でした。私なりに簡単にまとめると、
 (1) 子どもはほっといたら、ちゃんとした大人にはなれない。
   (ちゃんとしたの定義が難しいですが…)
 (2) だからこそ、6歳までの躾が大切である。
   (6歳までに、脳の90%、性格の80〜85%が完成)
 (3) 7歳から12歳までは、具体的なトレーニングの時期で、その子自身の性格を形成していく時期である。
 丸屋さんの例でいうと、6歳まではマンションの建物の建設時期、7歳から12歳までは、各家庭ごとの部屋作りの時期に当たるそうです。

 

「子どもの4つのニーズ

上記3つをもっと具体的に、「子どもの4つのニーズ」というもので表すと、
(1) 見本(親の言葉10%、行動90%)
(2) 注目されること(親に興味を持ってもらいたい)
 親は子どもが悪いことをしたときばかり目がいきがちですが、それでは子どもたちはよく育ちません。大切なのは、子どもたちがよいこと、うれしいことなどをしたときに注目してあげることです。そうすることによって、自分自身に対してよいセルフイメージ(自己像)ができあがるそうです。そして、よいセルフイメージがある子どもは、いじめなどをしないし、されることも少ないそうです。
(3) サポート(子どもが本当にやりたいことに対しては、積極的にサポートすることが望ましい)
 かと言って、何でもかんでもやりたいことをやらせて、すぐやめさせては逆効果だそうです。たしか、以前、他の方の話では、子どもが何かをほしい、やりたいと言っても2週間から3週間は待たせるそうです。それでもまだそれがほしい、またはやりたいということであれば、買ってあげる、やらせてあげるようにしているらしいです。そうすると、あまり失敗がない、つまり、その子供の欲求は本物だったと判断できるとおっしゃっていたのを思い出します。
(4) 愛情(具体的な行動が必要)
たとえば、子どもが話しかけてきたときに、笑顔で答える。
(なんと言っても、これが難しいのですけどね・・・)

 

お願い
 つまり、親はまず自分の子どもをよく見ること、そして、自信と愛情を持って子どもたちをしつける(トレーニング)することが大切なんだということでしょう。
 しかし、これらは基本的には西洋での研究や実践がもとになっています。つまり、そこにはキリスト教という歴然とした基準があり、親たちはそれに従い自信を持って子どもたちを教育できます。(実際には、キリスト教が絶対的な基準ではなくなりつつあるそうですが)しかし、幸か不幸か、私たち日本人にはそういったものがありません。しかも、今のご時世何を信じて何を目標に頑張ることがよいことなのか、幸せに繋がることなのかが混沌としている現世では、本当に自信を持って、愛情を持って子どもたちを育てることは難しいですよね。
 しかし、現実に今皆さんは(私たちも間接的に)子育てをしています。悩んでいる暇はありません。何とか先人たち、先輩方からの知恵を借りてよりよく、より楽しく子育てをしていく必要があります。別紙に、皆さんにできるだけ実践してもらいたいと思うものを取り上げ、チェック表にしてみました。よかったらご利用下さい。

自分が・・・
 最後に、私は丸屋さんに、「親ではない私たち地域のものも、何か子育てに協力できないでしょうか」と質問してみました。すると、「是非いろいろと地域の子どもたちと関わり合ってください。たとえば・・・(中略)しかし、何よりも私が言いたいことは、『親は、自分がこの子を育てるんだ』という気持ちが一番大切なのです。」とおっしゃっていました。
 まだ私は、実際の親ではありませんが、深くうなずいた言葉でした。

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