やまと通信     11月号
                             Vol.54
〜 感情のタンク 〜
 
 10月に行われました中間テストは、かなり申し訳ない結果となってしまいました。このようなところで恐縮ですが、本当にすみませんでした。
 1年生の皆さんは、まあまあの結果でしたが、2年生を中心に、今回は3分の1の生徒さんが成績が下がってしまいました。もちろん授業を手抜きしたと言うことはないのですが、1学期の期末テストの結果がそこそこだったということもあってでしょうか、生徒さんも私どもも少し油断していたのだと思います。申し訳ございませんでした。
 今月末にある期末テストでは是非とも挽回したいと思います。そのためにも私どもも今一度気を引き締めていくとともに、保護者の皆様にも、ご協力のほどよろしくお願いします。そして、生徒諸君、何よりも君たちがもっと危機感を持ち、自分自身の気持ちで前に進むしか、自分を成長させることはできません。是非この1ヶ月はがむしゃらに頑張って下さい。
 なお、どのような勉強をどのくらいすれば、どれくらいの点数が取れるという目安を別紙にて同封しておきます。それをもとに、ご家庭での勉強時間や勉強内容を各自決めて、是非とも実践していただきたいと思います。保護者の皆さんにも、その表をもとにほんの少しでけっこうですから、お子さんが日々しっかりと努力できているのかチェックしてあげて下さい。とくに、350点以下の生徒さんのご家庭では、是非日々のチェックをしてあげてほしいとお思います。逆に、それ以上の点数を取れているご家庭では、あまり口うるさく言うと逆効果になる可能性もありますので、ほどほどにお願いいたします。
 
合唱祭
 今年の六実中の合唱祭も、例年通り、大変すばらしいものでしたね。私は今年で3年連続聞きに行っているので、今年は歌だけでなく、曲紹介などもしっかりと聞くことができましたが、どの生徒さんも大変すばらしいものでしたね。日本に何人かいる党首の方々が毎日テレビなどで話している内容よりも、よっぽど胸を打つ言葉でした。本当に彼らにも見習ってほしいです。とくに平和への願いをその主題としたものには、曲紹介も歌も心打たれました。ここ数年で、アフガニスタンやイラクでの戦争を目の当たりにしてきたので、平和への願いは日々強まるばかりです。アフガンやイラクの子どもたち、そして最近はおそらく報道規制のせいであまりメディアに出てこなくなったアフリカの子どもたちにも、あのようなすばらしいステージで、思い切り歌わせてあげたいなと思わずにはいられませんでした。
 日本の生徒達は本当に幸せですね。そのことをもっと大人も子どもも意識し、この平和をしっかりと維持していかなければなりません。なぜならば、いまの日本はどんどん戦前の軍国主義に向かいつつあるからです。いまはほとんど報道されていませんが、この選挙が終わったら、「国会の承認なしに、自衛隊を海外派遣できる」法律が国会に提出され、また強行採決される予定です。東京都では、公立学校では、国歌、国旗が強制されることになりましたしね…(そんなもので、愛国心が育つことは決してないのに…)
 
感情のタンク
 さて、前置きがずいぶんと長くなってしまいましたが、今月のテーマである「感情のタンク」のお話です。これは以前にもご紹介しました臨床心理学博士である丸屋慎一さんの講演でのお話です。
 人間には「感情のタンク」というものがあり、そのタンクが豊かな感情で満たされているときには、人はさほど大きく誤った判断や行動をすることはないそうです。たしかに、自分のいままでのことを振り返っても、誤った判断、誤った行動をしてしまったのは、いらいらしていたり、ストレスがたまっていたり、感情的になってしまっていたときなど、あまり精神的によくなかったときかもしれません。(ただ、それ以外にも、集団心理で、暴走してしまったこともありますがね。※暴走とは暴走族という意味ではありませんので(笑;))
 ということは、私たちが子育てをする際には、この「感情のタンク」を常に満たして上げていればよいということになりますね。そうすれば、自分の目の前で常に監視していなくとも、子どもたちはそれほど誤った判断、行動をすることがないわけですから。
 しかし、このタンクがけっこうやっかいなものらしいのです。つまり、このタンクには「ふた」がついていて、こちらの都合によっていつでも感情を注いで上げることはできなのだそうです。このふたは、子どもたちの都合によって一瞬だけ開き、またすぐに閉じてしまうのだそうです。
 ただし、丸屋先生などの研究により、そのふたが開く瞬間というものが、ある特定の状況下で開くということがわかってきたそうです。ですから、私たち大人は、その瞬間を見逃さずに、しっかりと子どもたちを見守り、そのふたが開いた瞬間に、「豊かな感情」を十分に注いであげたいものです。では、どのようなときに開くのか、
@ 楽しいとき (その時の感情の注ぎ方。以下同様。) → 笑顔で答えてあげる。
A 何かを成し遂げたとき → 褒めてあげる。(ちょっと大げさでもOK)
B 病気のとき → 身も心も、十分に支えてあげる。
C 悩んでいるとき → 話を聞いてあげる。(ヒステリック似対応してはダメ)
D ホリデー → (すいません、ここの部分聞きそびれました…)
と、上記の5つのときにふたは開き、それぞれのような対応を「豊かな感情」を持ってすれば、たいていのお子さんは間違った道に進まないはずです。
 たとえば、今回の合唱祭なども、多くの生徒さん達はかなり頑張りました。そして何人かの生徒さんは賞をもらうなどさらに結果も出せました。そう言ったとき(上記の@A)には、笑顔で、ちょっと大げさに褒めてあげればよいのです。そして皆さんには、さらにお願いしたいのですが、それが自分のお子さんはもちろん、できるだけ、お友達のお子さんなどにもそうしてあげてほしいと思います。地域や学校全体が安心できる環境となってはじめて、ご自分のお子さんものびのびとすばらしい人間性を育めるからです。
 どうぞよろしくお願いします。
 
 
以下に、取りたい点数と、それにともなう勉強法(量)を提示しておきます。あくまでも目安ですが、私としてはかなり自信のある目安です。
どうぞご利用下さい。
@ 塾に来たときだけ勉強している生徒さんは、5教科合計300点ぐらいしか取れない。
A 塾の授業と宿題さえ一生懸命にやれば、350点ぐらいは取れる。
B 350点以上取りたいならば、学校のワークも数回解くべし。
C 400〜430点取りたいならば、塾と学校のワーク+αの勉強を自宅で、自主的に取り組む必要がある。
D 430点以上は、その生徒の能力(理解力、記憶力、集中力、根気など)やそれまでの学習環境や家庭環境、そして早熟な生徒さんかどうかなどの要因が大きいため、ある勉強をある量やれば取れるとは言い切れません。また、中学校時代には430点以上とれなくとも、高校や大学で遅咲き(?)できる生徒さんも多数いると思います。これは、体の成長と同様、大変個人差があるので、見極めは非常に難しいですが、常にベストを尽くしていれ
ば、いつその成長期になっても大丈夫なはずです。
 ※ 表中の太字、下線は塾のテキストです。
 〜 補足 〜
・ 問題集を解く回数に大きな差があるのは、勉強の得意な生徒さんは、2回ぐらいで十分ですし、苦手な生徒さんならば、5回は解かなければならないからです。何回解けばよいかは各自判断していただいても、塾の方に聞いていただいてもけっこうです。

 

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