やまと通信 6月号
〜 バ レ ー ボ ー ル 〜 Vol.61
                                           
 
 もうすぐに6月。6月といえば、年度最初の定期テストです。前回の定期テストからだいぶ間が空き、テスト勉強のペースを忘れかけているかと思いますが、しっかりと対策を練って、満足のいく結果を出し、今年1年のスタートダッシュを切りましょう。

 さて、今月のテーマであるバレーボールとは、例のバレーボール女子のオリンピック予選のことです。すごかったですね。興奮しましたね。そんでもって、彼女たちには、心から「オリンピック出場おめでとう」と言ってあげたいですね。皆さんもテレビに釘付けになって、大きな声で応援なさったのではないでしょうか。

 そんなこんなで大会自体は大変盛り上がり、大成功で幕を閉じましたが、今回の大会を盛り上げる手段として、大会前の厳しい練習風景が幾度となく放送されましたね。あれを見て、よりいっそう皆さんも応援に力が入ったことだと思います。
 
19歳コンビ
 私もあの練習風景を見て、よりテンションが上がったのですが、私はそれ以上に、人を育てる難しさをしみじみと感じました。

 皆さんはどう思われますか?19歳コンビの栗原選手と大山選手。2人とも大変すばらしい選手ですが、柳本晶一監督の育て方がずいぶんと違いましたよね。放送でも言っていましたが、栗原選手はどんどんやらせて自信を付けさせる育て方、大山選手は心身ともにいじめる育て方をとっていましたね。その監督の対応が2人の顔にすごく出ていると思いませんか?栗原選手は、昨年に比べて、自信のある顔つきに、大山選手は、ひどくゆがんでいるように見受けられました。

 大変ずうずうしい話ですが、あのような場面を見ると、自分だったらどうするかなといつも考えます。今回も何回もシミュレーションをしてみましたが、私だったら、大山選手をあのように育てないだろうなと思いましたね。
 
迷い
 皆さんも幾度となく子育てで迷うでしょうが、厳しくすべきなのか、優しくすべきなのか、本当に迷いますよね。私も、ここでは優しく言うべきなのか、厳しく追及すべきなのかとしょっちゅう迷います。成績が伸びない生徒さんは、ほぼ100%宿題をしません。逆言えば、宿題をやってきてくれる生徒さんは、ほぼ100%成績が伸びます。ですから、何とかして宿題をやってきてもらおうと、半年から1年ぐらいは優しく励ましの言葉をかけるようにしていますし、1問でも解いてくれば誉めるようにします。そうしていくうちに宿題をやってきてくれうようになる生徒さんが半分、それでもダメな生徒さんが半分です。それでもダメな生徒さんのうちでも、その性格により、その後も優しく言い続けることもありますし、厳しくすることもあります。しかし、どうしてもやらない生徒さんはやりません。やはり、勉強は自分の将来のためにやるのだと言うことが自覚できない限り、ダメなのでしょうね。
 
 それはそうと、もう一度大山選手の話に戻りますが、私だったら、彼女の長所を伸ばす指導をするだろうなと思います。同じ厳しい練習をするのだったら、彼女の長所を徹底的に鍛えますね。そして彼女の苦手なレシーブなども、精神的に鍛えるのではなく、論理的に、肉体改造をするなどの鍛え方をすると思います。たしかに、究極に追いつめられた状況で、最後にものを言うのは、「勝ちたいという気持ち」「根性」だと思います。しかし、それは「いじめ」というマイナスのトレーニングから生まれるのでしょうか?どうイメージしても私には、それはないだろうという結論しか生まれないのです。
 
自信
 あれこれ子育てについて考えていると、だんだんと子育ての優先順位が見えてきました。まずは何はともあれ、社会常識を身につけさせることです。次に必要なことは、少しでも良い、何に対してでも良いから、自分に自信を持つことだと思うのです。結局は、自分の才能を伸ばすことができるのは自分だけです。そしてその力は、自分への自信しかないのかなと思いますが、いかがでしょうか?
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