やまと通信 8月号
〜 厳 し く 〜 Vol.63
                                           
                                           
                   
今年の夏はとても夏らしく、毎日暑い日が続いていますね。ただ、クーラーなどを付けっぱなしにして寝ると、自律神経がうまく働かなくなり、よけいに体調を崩すそうです、生徒の皆さんも、保護者の皆さんもご注意下さい。とくに中学3年生の皆さんは、この夏休みが、受験への最大の山場です。毎日大変な勉強してもらいますが、何とか心身ともに健康を保ち、力強くこの夏を乗り切ってくださいね。具体的には、1学期の確認テストよりも40点アップ、つまり偏差値5アップが最低目標です。そのことをしっかりと肝に、この40日間を乗り切ってください。

さて、先日、20名ほどの保護者の皆さんと個人面談をさせていただきました。面談では、皆さんからいろいろなご意見、ご要望をいただきましたが、そのなかでも一番多かったご要望は、もう少し「厳しく」してほしいというものでした。「いまの成績も悪くはないが、伸びていない。もう少し塾で厳しくしてもらえれば、もっと成績が伸びるはずだ。もし厳しくできないならば、塾の変更も考えている。」というご意見が多かったですね。
それに対しての私の意見は、もう少し厳しくした方がよいときもあると思いますが、基本的には、「厳しく」することはないです。たしかに、人間は大変弱い生き物ですから、すべてを自分の意思で決め、実行することは難しいです。ですから、ある程度、保護者の皆さんや私どもが、やるべきことなどを決め、ある程度の強制力でやらせることは大切だと思います。がしかし、中学2年生、3年生にもなって、厳しく(無理矢理に)勉強させられるというのはいかがなものでしょうか?そんな子どもが大人になっても、いまのこの厳しい日本の状況下でまともな就職をし、その後定年までしっかりと雇ってもらえるでしょうか(つまり、リストラされないということ)?

「自立心」
小、中学生にとって一番大事なことは、善悪の判断、規範意識をしっかりと身につけること、そして二番目は、基礎学力だと思います。しかし、その二つは身につけて当たり前で、それらを活かし、将来をよりよく生きるためには、やはり「自立心」が大事だと思うのです。
そして、「自立心」とは、自分で自分状況などを判断し、今自分がすべきことを決め、そして実行していく心、力のことだと思っています。先の二つは、保護者の皆さんなどの「厳しさ」などでどうにかなるものだと思いますが、「自立心」だけは、「厳しさ」だけでは育たないのではと思っています。
「自立心」は、常に周りからいろいろなアドバイスをする必要はありますが、最終的には、自分で「決心」して、自ら「一歩」踏み出すことが必要でしょう。歯がゆいようですが、われわれ周りのおとなは、それをじっと見守ることしかなできないのではと思っています。
皆さんのご意見は、いかがでしょうか?

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