やまと通信

〜 成  長 〜

11月号
Vol.78

 

  10月ももう終わりですね。本当に時間が経つのは早いです。受験本番まであと4ヶ月。私立や特色化選抜に至っては、あと3ヶ月です。3年生の皆さんは、まあまあよくやっていると思いますが、まだまだ受験生の顔つきになっている生徒さんは一人もいませんね。高校受験は、最後の最後まで成績を伸ばせます。まだまだ点数が足りない生徒さんは、諦めるなんてバカなことはしないでくださいね。また、志望校への合格がだいぶ確実になりつつある生徒さんも、油断せず、あと1問、あと1点上げようという貪欲さをもって、残りの日々を頑張ってください。 2年生は、最近だいぶ良い顔つきになってきました。この調子でさらに成績を伸ばしていきましょう。1年生は、早くも頑張れる生徒さんと頑張れない生徒さんに差が出てきました。なんとしても宿題をやり、5教科で最低350点は取るようにお願いします。ここで手を抜けば、2年、3年と進むにつれて、どんどん成績は落ちますので…。よろしくお願いします。

見えるようになる
   先日ある小学生と一緒に勉強していると、急に近くにある「NATIONAL GEOGRAPHIC」紙を見て、「あ、ツタンカーメンだ。」と言ったのです。しかし、その雑誌は3ヶ月以上前からそこにあり、その小学生もその間、毎週目にしていた雑誌でした。それなのに、急にこの雑誌に気がついたことが不思議で、その生徒さんに、「どうして急にそんなこと言うの。あの雑誌は前からあそこにあったでしょう。」と尋ねますと、「えっ、前からあったの。知らなかった。でも、このあいだ学校でツタンカーメンのことを知ったんだ。」と答えてくれました。これは、大変な成長ですよね。 これは大変な驚きでした。以前にも申しあげたことがあるかと思いますが、何かを新しく知るということは、その分だけ世の中がよく見えるようになるということだと思っています。自分の中の体験では、度々そのことを証明するような体験があったのですが、他の人が、目の前でそのことを証明してくれたのは、始めてだったのですから。 たとえば、あの何万冊もある本屋さんの中で、急に目に止まる本というものがあります。それは、ほぼ間違いなく、自分の知っている言葉がそのタイトルに入っているか、知っている著者が書いたもののはずです。逆にいえば、あまり言葉や知識のない人は、本屋さんに行ってもほとんど目に止まる本がないか、いつも同じような本ばかりを手に取ってしまうはずです。 同じような本を何冊も読むことによって、何かしらの人生のコツや大切なことをつかむこと(演繹法)も往々にしてあるでしょうが、やはり、いろいろなこと、いろいろな人から多くのことを学んだ方(帰納法)が、道を踏み誤ることが少ないような気がしますが、いかがでしょうか。

100%の自分
   もう一つ生徒さんとの会話から気がついたことがあります。それはある中学3年の生徒さんとの会話でしたが、「(私は)去年の方が気合いが入っていたかも。今年はいまいちダメだ。」と言うのです。たしかに、最近その生徒さんに私は「もっと気合いを入れろ。もっと頑張れ。」と何回も言いました。しかし、よくよく考えてみますと、今年の方が成績も良くなっていますし、努力も昨年以上にしているのです。 では、どうしてその生徒さんも私も、昨年の方が頑張っていたかのような錯覚を起こしたのでしょうか。それは、昨年、入塾間もないころは、その生徒さんの持てる学力、努力できる力の精一杯を使って何とか成績を上げていました。ところがそれを1年以上続けているうちに、その努力や成績が当たり前になって、1年前と同じ努力をしていても、あまり頑張っていないように、自他共に感じられていたのです。これも、大変な成長ですよね。 つまり、いまはさらにもう一頑張りしようとすれば、できる状態にあるということです。自分の意識の持ち方と、まわりのフォローがあれば、昨年の100%が、今年の80%になり、あと20%分、さらに成長できると言うことなのですから。 しかし、以前のそして今の100%の自分を超えるためには、そこには大きな壁があります。しかも、その壁を乗り越えることができるのは、間違いなくその本人しかいないのです。保護者の皆さんや私などは、その壁を乗り越えるための手段を示してあげたり、頑張れ!!!と声をかけてあげたり、ときに厳しく怒ることしかできないのです。それは、大変歯がゆいことです。しかし、どうしても自分だけしか、自分の壁を乗り越えることはできないのです。 中学生、高校生などまだまだ何回も100%の自分を乗り越えられるチャンスがあります。これからもずっとそういったことにチャレンジしようとする生徒さんを応援していきたいと思います。頑張れ、みんな!!!

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