やまと通信

〜 教育とは? 〜

12月号
Vol.79

 

  本当に時間が経つのは早いものですね。気がつけば、もう師走です。 今年は昨年に比べて、いったい何ができるようになったのか。昨年末、もしくは今年のお正月に立てた目標の何%が達成できたのか。または達成できるように100%で頑張れたのか。等々と湯船につかりながら考えていましたら、すっかりのぼせました。(笑;) 受験生の皆さんは、あの夏期講習が終わってからいままで、私以上に短い時間に感じているのでしょうね。そして、この3ヶ月間、いったい何をし、何ができるようになったのか、またこれからどうすればよいのか考えいるのでしょう。未知の世界への進んでいる彼ら、彼女らは不安で一杯なのでしょうね。 でも、そういった不安なときこそ、コツコツと小さな努力を積み重ねることが大事だと思います。不安を吹き飛ばす、忘れさせる最善の方法は、「努力」だと私自身は思っています。(と言いましても、そのことに気がついたのは、ここ数年で、学生時代は、不安を紛らわすために、マンガを読んだり、ついつい寝てしまったり… しかし、それは結果として、さらなる不安と堕落を生み出し、結果ももちろんでないのですよね。)

親力
   さて、11月中は、親野智可等(ペンネームですが…)さんの「『親力』で決まる! 」という本を読んでみました。親野智可等さんは、「親力で決まる子供の将来 」というメルマガを発行していらっしゃる現役の先生であります。このメルマガは、今年の5月にもご紹介させてもらいましたが、そのメルマガを1冊の本にしたものがこちらです。大学の教授が書くような重く難しい本ではなく、とても現実的で軽く読める本ですので、皆さんも機会があったら読んでみて下さい。 さて、この本を読んでいくつもためになることを学ばせてもらいましたが、とくに今回この本を通じて感じたことは、「子育てや教育とは、親や教師を始め、その周りの大人が成長する貴重な機会なんだな。」ということです。なんだか、「子育て・教育」というと、いかに子どもたちを躾けるか、いかに勉強をできるようにするかという強制力のように感じられますよね。 しかし、実際毎日何人もの生徒さんたちと一緒に勉強していて思うことは、自分が人間として成長し、努力し、お互いがお互いを認め合い、真剣に向き合わない限り、勉強なんてしてくれません。つまり、教えるこちらの側の努力と成長なしに、子どもたちの努力と成長もないのだと言うことです。

精進
   人間が動物である以上、体への栄養分は欠かせません。しかし、言葉とともに豊かにしてきたこの脳と心にも栄養が欠かせないのが人間です。この本の中では、ちょっとした道具や本などの重要性もさることながら、何よりも、大人、とくに親の感情のコントロールと親自身の成長が、子育てにおいて何よりも重要だと言っているように私は感じました。それは大変難しいことですし、長い時間がかかることかもしれません。また、その間に子どもは大人になって巣立っていってしまうかもしれません。でも、私はやらずに諦めるのが嫌いです。何とか1日も早く子どもたちに認めてもらえるような、大きな大人になりたいと思っております。

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