やまと通信6月号

やまと通信

〜 フィンランド 〜

6月号
Vol.85

 

 いよいよ1ヶ月後に今年度初の定期テストがあります。3年生は皆、最近よく頑張っていると思います。ですからこの1ヶ月もう一頑張りしてもらえれば、今までの成績を越えられるはずです。どうか頑張ってくださいね。2年生は頑張り始めた生徒さんとまだ頑張りきれない生徒さんに分かれつつあります。どうか塾は休まず遅れずに行き、毎日の家庭学習も必ずやるように励ましてあげて下さい。よろしくお願いします。1年生は人生初の定期テストです。試験方式も順位が出ることも初体験ですね。ご家庭では、テスト前はいつにもまして頑張るものだということをしっかりと教えてあげてもらい、努力のすばらしさを知ってもらいたいと思います。


フィンランド教育
 以前にも少し勉強したことがあるフィンランドの教育について、新しい本が出版されていましたので、ちょっと読んでみました。その本は「競争やめたら学力世界一」(福田誠治 朝日新聞社)です。
近年日本の学生の能力低下が問題になっている一方で、フィンランドと韓国では目覚ましい教育成果を出しています。しかし、フィンランドと韓国ではまったく異なる方法で成果を出しています。韓国での方法は、皆さんも一度や二度はテレビで見たことがあるかもしれませんが、日本の比ではないほどの過度の受験戦争で、幼稚園児から高校生まで、とにかく放課後ずっと塾で受験勉強をさせられます。しかしそのおかげで、基礎学力も応用問題も世界のトップレベルに達しています。とは言え、あの過度の受験戦争をこのまま続けていれば、近い将来必ず社会にそのひずみが出てしまうでしょう。
それに対してフィンランドの教育はまったく異なります。テストや成績によって生徒たちを分断することはしません。国内のどこの学校へ行こうと同じような教育が受けられるようにしているからです。また、学力の結果は「自分次第」という考えがその基本にあります。
そして、アメリカやイギリスなどのように、一部のエリートを見つけ、その子たちに徹底した教育をするということもしません。逆にフィンランドの基本方針は、「おちこぼれを決して作らない」と言うものです。しかし、面白いことに、エリート教育をしているアメリカイギリスよりも、おちこぼれを作らないフィンランドの教育の方が、エリートも層も比較にならないくらい厚くなっているのです。(ちなみに、アメリカの優秀な人材は、「お金」で世界中から買ってきてるそうです。)
その上、おちこぼれも限りなく少ないフィンランドの教育を、日本の政府も「理想的である」と認めています。しかし、日本の教育はどちらかといえばアメリカ型で、フィンランドの逆を行っています。しかも、アメリカほど割り切って外国の人材をお金で買うと言うこともできないでしょうから、このままでは日本の将来は暗いだけですね…


あこがれ!!&やったるぞ!!
 フィンランドの教育の特徴は、先の本のp.54~55に詳しいのですが、簡単にいいますと、生徒たちの自主性を重んじ(自由)、その能力に応じた援助が受けられ(平等)、教育を福祉の一環として、社会から孤立することなく、社会の重要な構成要素と見なされている。そして、その教育現場の地方や各学校、各教師に教育方法の自由と権限を与え、国は学校や教師を監視することが仕事ではなく、サポートすることを仕事としているのです。
本当に日本の逆ですね…。私も、塾という仕事をしていて何ですが、そういう教育にあこがれますね。というか、近い将来絶対にやりますよ!!!

 

 

 

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