やまと通信7月号

やまと通信

〜 ダ・ヴィンチ・コード 〜

7月号
Vol.86





 梅雨も半ばですね。気温と湿度の変化が激しいうえに、定期テスト勉強や林間学校など、非常に体調を崩しやすい時期です。保護者の皆様、どうか温かくおいしいご飯と、一枚多めの毛布、そして暖かな励ましのお言葉をよろしくお願いいたします。
ただ、甘やかしはダメです。優しさと甘やかしは違います。どうか頑張ろうとするお子様たちの背中をそっと押してあげられるような強さをお願いいたします。


ダ・ヴィンチ・コード

 昨今、本に映画にと話題になっている「ダ・ヴィンチ・コード」(角川文庫)ですが、あまり信仰心のない日本でも結構皆さん楽しんでいるようですね。宗教や信仰心というものは本当に興味深いものだなと、折に触れ勉強をしているのですが、いまだにまったくわからないものですが…。
まあそれはさておき、やまと学院.では受験勉強だけではなく、読書を大切にしてもらいたいとの思いから、年に30冊ぐらいは、生徒さんたちのための本を買っております。本は古くからの名作ももちろん購入しますが、多くは新作で、話題になっている本を購入しています。そこで最近この本を購入しました。インターネット書店で、「ダ・ヴィンチ・コード」と検索すると、何冊か出てくるのですが、そのなかに「反 ダ・ヴィンチ・コード」(早川書房)という本も検索されてきました。
それを見て、反する二つの本、意見を読み比べてもらうのものいい勉強だなと思い、両方を購入してみました。


素直さ

 私も30歳を過ぎて徐々にわかってきたことですが、人間とは本当に視野の狭い生き物だなと。自分の考えていること、知っていることが正しいのだとすぐに思いこんでしまいます。またさらに悪いことには、自分の意見や知識を否定するものには、すぐに感情的に反応し、ほとんど相手の意見などを聞こうともしません。
その視野と度量の小ささと、変な頑固さが、今日の紛争の多くを引きおこしているような気がしなくもありませんね…
紛争などと大げさな話ではなく、そういったことが、私たちの日常で多く問題を起こしているのでしょうね。また、そういった頑固さがなければ、人生をもっともっと趣深く、楽で楽しいものにできるのでしょうね。


すりあわせ

 親、教師、そして私たちのような子どもたちと直接接している大人は、日々自分たちが子どものために良かれと思ってやっていることが、本当に子どもたちのためになっているのかということをときどき見直す必要があるかと思います。
そのためにはいろいろな本、特にいつもはあまり読まないような本を読んでみたり、友人や先輩方に意見を求めてみるのもいいでしょう。そして、その際、決して感情的にならず、いったんは相手の意見を受け入れ、今までの自分の意見や知識とすりあわせ、もう一度新しく自分の意見、価値観、判断基準を構築するのがいいかと思います。
私も一人で仕事している関係上、なかなか自分のことが見えづらいのですが、日々勉強を怠らず、周りの皆さんのご意見を真摯に受け止め、さらに高いサービスをご提供して参りたいと思います。
どうか、今後ともご指導の程よろしくお願いいたします。




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