やまと通信7月号

やまと通信

〜 顔つき 〜

8月号
Vol.87





 いよいよ夏本番ですね。塾関係者としては、どうしても緊張と不安で胸が張り裂けそうになります。もちろん一番の緊張と不安は、2月、3月なのですが、2月、3月に慌ててももう遅いですよね。ですから、この暑い夏にこそみんなで一頑張り、二頑張りして、土台を築いておかなければなりません。ですから、今年はこの授業で大丈夫かな? 生徒さんと先生方が健康で乗り切れるかな? 生徒さんたちのモチベーションを高めることはできるのかななどとあれこれ考えすぎてしまいます…

しかし、準備期間は終わりました。あとは1ヶ月間、生徒さんと他の先生方と走り抜けるしかありません。まだまだ完璧な授業とは言えないかもしれませんが、今年もいままで以上の成果が出せるように頑張っていきたいと思います。ご家庭では、おいしいご飯と温かい励ましのお言葉をどうぞたっぷりとお願いします。


炭谷銀仁

よく、笑うことができるのは人間だけだと言いますよね。おそらくそれは本当のことだと思います。特別な肉体的な長所がない人間は、「社会」を築くことで生き延びてきました。そしてその「社会」を円滑に運営していくために、「言語」と「表情」というものを他の動物とは比べものにならないぐらい発達させてきたのだと思います。 ですから、よく相手の顔を観察してみますと、かなりその人の性格やいまの心理状態がわかると思います。たとえば、今年の春、鳴り物入りでプロ野球界に登場した西武ライオンズの炭谷選手ですが、彼の特集をBS放送で拝見しました。開幕当初うまくいっていたときの顔と、その後のスランプ期と2軍での練習時期、そしてそこから再び1軍へ這い上がったあとでの顔がものすごく違っていました。 開幕当初のうまくいっていた時期は、明るい表情でしたが、どことなくよく分からないままただプレーをしている顔でした。しかし、1ヶ月もするとスランプと疲れにより、全く自信のなさげな顔、疲れ切った顔になってしまいます。2軍に落とされたあとも、当初はプレーも表情も元気なく、必死さも伝わってこない感じです。しかし、基礎練習を毎日重ねていき、苦手だったプレーが徐々にできるようになっていき、コーチに指導されながら大きな声も出せるようになってくると、表情が明るく、自信に満ちた顔になって来たのです。まあ、テレビの展開のうまさとそれにあった極端な映像のみを見ての判断ですので、何とも言えませんが、それでも、人間とは表情が豊かだし、それゆえ表情が多くのことを語っているのだなと思いました。


やらねばならないこと

実はこういった、表情から相手の性格や現在の心情を読み取ると言うことは、塾でも毎日自然にやっていることでした。たまたま今回先の番組を見て意識するようになったのですが、それは毎日授業中にやっていることでしたし、やらなければならないことだったのです。
性格の問題はなかなか塾で直すことは難しいのですが、先の西武ライオンズの2軍コーチのように、励ましたり、怒ったりしながら、その生徒さんができていない基礎的なことをくり返し、くり返し一緒に練習してあげること。そしてそれまでできなかったことができるようになり、少しずつ自信が持てるようになること、それが私たち塾のスタッフの仕事かなと思います。
教育、子育てとは大変難しいものですが、その反面大変すばらしいものだとも思います。その大変すばらしいことに関わっていることを幸せに感じ、今日も楽しく、厳しく授業に臨みたいと思います。






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