やまと通信7月号

やまと通信

〜 輝 き 〜

9月号
Vol.88





今年の夏期講習も何とか無事に終了いたしました。ご家庭の皆様のご協力があってのことです。本当にありがとうございました。
夏期講習の評価ですが、3年生は全員とてもよく頑張ってくれました。一部の生徒さんはちょっと消化不良気味で、先日のテストでは結果を出せませんでしたが、残りの数ヶ月で、夏期講習中に詰め込んだ知識を整理していけば、必ず成績は上がります。落ち込まずに前向きに頑張ってください。
1,2年生はかなり個人差がでてしまいました。頑張ってくれた生徒さんはこの調子で2学期も頑張りましょう。そして、夏期講習中、いまいち頑張りきれなかった生徒さんたちは、どうか今一度気合いを入れ直して、2学期に臨んでください。頑張れなかった生徒さんは、やはりご家庭のご協力が足りないと感じざるをえません。「困るのは本人だから…」などと寂しいことをおっしゃらずに、もうすこし一緒に頑張ってあげて欲しいです。(ただ、あまり熱くなりすぎるのも困りますので、バランスを…)


甲子園

 今年の甲子園も熱かった(暑かった)ですね。決勝戦の田中君と斎藤君、本当にお疲れ様でした。そして感動をありがとうと言いたいですね。特に決勝戦終了後の二人の顔は印象的でした。斎藤君は達成感と安堵の表情を浮かべ、負けたはずの田中君の表情ですら、最高の試合をやり抜き、力を出し切った充足感に満ちた顔つきでしたね。
もちろんこの両投手だけではなく、他の選手たちの表情も最高でしたし、決勝戦に残れなかった他校の選手たちの集中し、緊張した顔。勝ったときの輝くような笑顔と負けたときの涙。どの場面をとっても「感動」という言葉がピッタリでしたね。
では、どうして彼らがこれだけの感動を呼び起こしてくれるのでしょうか?
おそらくそれは、彼らのまっすぐな一生懸命さが、見ているものの心を打つのだと思います。



それで良いのでは?

私はそういった学生たちの顔を見ていて、これで良いのではないだろうかと思いました。つまり学生時代は、何か1つでもいいから熱中できるものを見つけ、とことんそれに本気になる。
そのうえ、更に大学に進学を希望するのであれば、受験勉強をする必要があるでしょう。しかし、大学進学を希望しないのであれば、あえて受験勉強に力を入れる必要はないのかなとも思い始めています。
先日、江崎玲於奈氏(ノーベル物理学賞受賞者)の中学2生への講義を拝見しましたが、江崎さんの考える教育とは、「その人の生まれもっての才能(タレント)を見つけ出し、それの伸ばすこと」だそうです。たしかにそれは正しいです。
しかし、同時に間違ってもいます。なぜならば、それは天才の発言なのです。90%以上の人たちは、特別な才能(タレント)をもたずに産まれてきます。更に悪いことには、半数以上の子どもたちは熱中するものすら見つけられないのです。ですから、今すぐに教育改革をするならば、趣味としてでもいい、とにかく熱中できるものを見つけられる機会をもっともっと提供することが重要かなと。そして、大学進学だけが唯一の目指すべき道などと誤った価値観をぶちこわし、もっと手に職をつけるような教育を目指したほうがいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか?






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