やまと通信 10月号 やまと通信

〜 衝 撃 〜

10月号
Vol.101





今年の体育祭もよい天気に恵まれ、皆さん楽しそうでしたね。(ただ、あの3年生の落下傘を取る競技はどうも… と感じてしまいます…。)

さて、今年度の夏期講習の結果も出ましたので総括いたしますと、3年生の夏期講習は、やっている最中はなかなか手応えがなくて心配しましたが、皆さんそこそこ成績が上がったようで安心です。(今年度から、塾でのテストを学校でのテストの踏み台として使用しておりますので、塾の方の結果ではなく、学校の方の成績を中心に見てください。)1,2年生の皆さんは、科目によるばらつきが大きくなってしまいました。得意な科目があることは大変すばらしいのですが、苦手科目があるもの困りものです。とくに公立高校をねらっている皆さんは、5教科すべてできなければなりません。ですから、得意科目を伸ばすとともに、苦手科目をなくしましょう。

高校生の皆さんは、文化祭やら何やらで、9月はちょっとだれていましたよ。そういったものを言い訳に、勉強しないのが普通の人ですが、現役でよい大学に合格している人たちは、そういったものがあっても言い訳せずに頑張った人たちです。どうか弱い自分に負けずに頑張ってくださいね!!!


どんぐり倶楽部

先日から「12歳までに『絶対学力』を育てる学習法」(草思社 糸山泰造)という本を読んでいます。今月発売されたばかりの本なのですが、非常に衝撃的な内容で、私は今かなり困っております。

と言いますのも、糸山さんは以前は中学受験の大手で教鞭を執り、後に新米教師などの指導に当たっていた方ですが、詰め込み教育、中学受験の低年齢化を推し進めていく過程で、どんどん子どもたちの学力が低下し、そのうえ子どもたちの精神が病んでいく姿を見てきたそうです。しかし、そういった子どもたちを育てていることに我慢がならず、独立し、「どんぐり倶楽部」という教室を開催し始めたそうです。

まだ、この本もすべて読み終えておりませんし、どんぐり倶楽部のプリント類も購入し、研究をしておりませんので、何とも言えないのですが、今まで私がしてきた勉強方法、とくに小学生にやらせてきた勉強方法に大きな疑問を投げかけてくれたのです。

この糸山さんの主張では、「12歳以前、とくに9歳以前に、徹底反復とスピードを重視した、『読み・書き・計算』の高速多量学習をさせること」は子どもたちを「考えられないように教育」しているのだそうです。

近年はやっている、「脳の活性化」を促す、単純計算の反復や声に出して本を読むことは、単に脳の血流がよくなるだけなので、高齢者がぼけるのを予防するにはよいのだろうが、12歳以下の脳に複雑な経路を作り上げる時期には百害あって一利なしなのだそうです。

12歳以下、とくに9歳以下の子どもには、良質な文章問題を週に1問ぐらいじっくりと解けばよく、計算問題は「筆算」を用いて1日に数問丁寧に解けば十分なのだそうです。


視考力

糸山さんの一貫しての主張は、「視考力(しこうりょく)」が重要なのだと言うことです。それは、文章などを読んだときに、しっかりとその情景がイメージできる力です。私もそういった力の重要性は感じていましたが、はっきりと言語化していただいたおかげで、今までの心の中のもやもやが晴れた気がします。実際、この本を読んで1週間ほどですが、その間、意識的に、生徒さんたちに問題を頭の中でイメージさせるようにしたり、実際に計算用紙に絵図にしてもらっていますが、手応えあります…;

確かにやまと学院.は今まである程度皆さんに満足していただける結果が出せてきましたが、この糸山先生の提言と教材をさらに研究し、そこにDSを組み込めれば、今まで以上の結果が出せるであろうと感じております。




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