やまと通信 6月号 やまと通信

〜 フィンランドV 〜

6月号
Vol.97





公立中学校に通う生徒の皆さんは、いよいよ1ヶ月後に、今年度初の定期テストですね。1年生の皆さんは人生初の定期テストですので、勝手がよく分からないでしょうが、塾のテキストと学校のワークをとにかく2〜3回ずつ解いて下さい。そうすれば、必ずよい結果が出せますので。2年生は、とてもだれてしまいがちの時期です。どうかまわりの人たちに流されずに、コツコツと努力を重ねてください。3年生にとっては、すごく大事なテストです。ここでよい点数を取っておけば、2学期のテストで多少失敗しても何とかなります。2学期のテストは非常に難しいですが、1学期のテストはそれほどでもありません。ですから、この1ヶ月絶対に頑張ってください。まだまだ受験はずっと先のような感じがしますが、実はもうすぐなんですよ!!!

高校生の皆さんは、必ず土曜日の自習に参加してください。そこでしっかりと宿題&理科・社会の勉強を1年間続けてもらえば、必ずよい結果が出るはずです。勉強に王道はありません。とにかく地道に練習をこなすことが一番です。大変でしょうが、どうか一緒に頑張りましょうね。


フィンランド教育V

今月もまたまたフィンランドの教育についてです(^^ゞ。しつこいようですが、よろしくお願いします。

3月の北川達夫先生の講義を聴き、私が一番感心したことは、フィンランド教育では、「答えが一つではない」ということでした。フィンランドの教育ではすぐに「ミクシ(なぜ)」と先生が生徒に尋ね、常に自分の発言につての理由を答えさせるそうです。そして、自分の発言とその理由が矛盾していないことがフィンランドでの「論理的発言」と言うそうです。

授業中の質問にある生徒さんが答えると、先生はもちろん「ミクシ」と尋ねます。その解答が正しかろうと、間違っていようと、「ミクシ」と尋ねます。そしてここで驚くべきことは、その生徒さんの解答と理由が矛盾していなく、しかもそれが文中から読み取れること、またはある映像から読み取れることで、一般的な理由だと認められる場合、なんとその生徒さんの答えは、模範解答に載っていなくとも正解だと認められるのだそうです。しかも、それは単に授業中だけの話に留まらず、筆記テストでも同じことなのだそうです。驚きませんか?
日本の学校の先生など、自分の教えた解答法以外で答えたら×にする先生がいる一方で、世界では年齢にかかわらず、正しい意見は正しいのだと認めてもらえる国もあるんです。


社会人になって求められる能力とは?

たしかに社会人になりますと、毎日の生活、毎日の仕事は年を経るごとにルーチン化、マンネリ化する傾向があります。ですから、学生さんたちに身につけて欲しい最初の能力は、決められたことをしっかりと決められた通りにこなす能力なのだと思います。途中で投げ出したり、手を抜くことなく、何十年も同じことをしっかりとやり遂げる能力ですね。

しかし、次に必要な能力は、そのときどきの状況に応じて、自分で考えて判断し、解決できる能力でしょう。それを養うには、フィンランド教育で行われている先のような柔軟かつ論理的な教育を日本でもやってもらいたい(やりたい)ものですね。しかし、そのためには、先生方の能力をもっと磨く必要があるので、先生方が授業以外で忙しすぎる今の制度を何とかしなくてはダメかもしれませんが…。(しかし、この日本でも先のような教育をすでに取り入れている自治体もあるですけどね…)




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