やまと通信 7月号 やまと通信

〜 扉 〜

7月号
Vol.110





いよいよ期末試験です。1年生〜3年生のどの学年の生徒さんも頑張っていると思いますが、どの生徒さんもまだまだ頑張れると思います!!
とくに2年生の皆さんは、運悪く、直前に林間学校だったので、だいぶ気が抜けてしまっているでしょうが、どうか直前まで努力を重ね、納得のいく結果を出してくださいね。
高校生の皆さんも、自分の将来に向けて、今このとき、この瞬間を無駄にせずに頑張ってほしいと思います!!


大きな柱

人生とは「選択」の連続です。Aを選べば、Bは選べず。Bを選べば、Aは選べず。そして、いろいろ悩んだ末に選んだ選択肢が正解なのか、不正解なのかは時間が経たなければわからないものですし、もしかすると一生わからないまま人生を終えてしまうこともあるでしょう。しかし、生きている限り毎日、毎時間、毎秒、私たちは選択の連続です。

そして子育てにおける選択は、その結果が自分自身にのみ影響するだけではなく、その子自身のその後の人生にまで影響してしまうという点で、それまでの自分自身の人生の選択よりもよりその重要性が高いのかもしれません。

子育てにおける選択は日々行わなければなりませんが、そこには「大きな柱」となる基準、価値観が必要なのだと思います。同じような場面で同じような選択時には、毎回同じ選択をすることが重要だと思います。そうしなければ、子どもたちが中学生、高校生と大人になるにつれて、自分自身の価値観を形成するときに、うまく自分自身の価値観を形成できないからです。


親は子どもたちにとって、社会への扉です。ときには辛い社会から避難するためにその扉から帰ってきます。そして、元気になれば、またその扉から社会へと飛び出して行きます。しかし、その扉を出る前に、親はその社会でのルールを教え、その社会の大まかな地図を子どもたちに渡し、その地図の数あるゴールのうち、どこへ向かうべきなのか、どこへ向かうのがよいと自分(親)は思っているのかを語る必要があるのだと思います。そして、その上で自分(子自身)でいろいろと考え、楽しいこと、辛いことなどを経験し、最終的にどのゴールを選ぶのかを自分(子自身)で選択できる力を養ってあげる必要があると思います。

そのためには、親自身がよく勉強し、よく考え、そして揺るぎない自分自身の価値観、判断基準(大きな柱)を築く必要があるのだと思います。しかし、もちろんそれらは完璧なものではないでしょうが、完璧ではないとわかっていても、子どもたちに提示し続けることはどうしても必要だと思います。そうしなければ、子どもたちは自分たちの価値観、判断基準を築きにくいからです。

中学生、高校生になると、自分の親の価値観、判断基準が「絶対的」なものではないということを知ります。そして、そのときに、どちらが「正しい」のだろうかと考えるときに、「揺るぎない第一の基準(自分の親の基準)」がどうしても必要だと思うのです。

私たちは物事を考えるとき、「比較する、比べる」ということが一番楽な方法のようです。そうすることによってその「差異」や「共通点」」を発見しやすくなり、自分の考えを深めているのだと思います。しかし、その比較対象が一定に定まらず、ふらふらしていると、その「差異」や「共通点」も見つけにくく、自分自身の考えなども深めることができないのだろうと思います。ですから、親のみなさんは、できうる限り「揺るがない」価値観を提示し続ける必要があるのだと思います。

しかし、もう一つ重要なことは、子どもたちがその親の価値観などに反発したり、疑問を抱いたときなどは、よく話し合うことが重要だと思います。その際、自分(親自身)の価値観が「絶対的」ではないことを認め、ときには子どもたちが考える価値観を認めてあげることも必要ではないでしょうか?
それらの「対話」を通じて、親も子も、より成長できるのではないかなと思いますが、皆さんのお考えはいかがでしょうか?




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