やまと通信 10月号 やまと通信

〜 コップとスポンジ 〜

10月号
Vol.113





いよいよ中間テストです。1学期の成績で納得のいかない成績を取ってしまった生徒さんは、どうかこの1週間を本気で頑張りましょう!! 中間、期末テストは1週間本気で頑張れば、かなり成績が伸ばせますから。また、1学期良い成績が取れた皆さんは、今回も油断することなくコツコツと準備を進めてくださいね。継続的によい結果を出し続けることは大変難しいことですが、やり遂げたときには、大変な力になりますし、将来への大きな財産ともなります。どうか頑張ってください。 あと最近少し気になる生徒さんたちがいます。部活等で疲れたと言って休みがちな生徒さん。逆に、塾の宿題をすると言って部活等を休む生徒さん。どちらももう少し頑張ってほしいですね。そんなことでは受験も乗り越えられないでしょうし、将来大人になってからも踏ん張りがきかなくなってしまうでしょう。何とか親のみなさんは、励まして頑張らせてあげて下さい。よろしくお願いします。


コップとスポンジ

1ヶ月ほど前のテレビ番組で、海外の著名な大学教授が現代の教育に対して「子どもたちは自ら学ぶ力も意欲ある。しかし、現代の教育が行っていることは、子どもたちのコップに水を注いでいるようなものでしかない。あれでは子どもたちの力は伸びない。子どもたち自身が自分から知識などを吸収するスポンジとなるように教育しなければならない。」とおっしゃっていました。

本当にその通りだなと思いました。やまと学院.を始める前から、一番つけてもらいたい力は「自ら考え、判断し、行動できる力」、二番目が先の教授の言うスポンジのような「自ら知識などを吸収しようとする力」だと考えてきましたし、いまもそう思います。しかし、塾を実際に始めていろいろと試行錯誤を繰り返しているうちに、なかなか生徒の皆さんが自分で将来の目標を見つけ、それに向けて勉強(受験勉強)に積極的に取り組めるようにしてあげるのは難しいということが分かってきました。(と言っても諦めているわけでありません!!)

ですから、3年目ぐらいからは大きく方針転換をし、「無理やりにでも知識を注ぎ込み、学歴を付けてあげる。また、努力し、結果を出すという経験をしてもらう。」という方針にしました。そうすれば、いまは具体的な目標などはなく、モチベーションも低いかもしれないが、数年後「頑張ろう!!」と自ら思ったときに困らないようにしてあげたいのです。私の努力と能力が足りないせいもあるでしょうが、週に2、3時間の授業で生徒の皆さんにしてあげられることはこれぐらいしかないと思うんです。

しかし、最近それにも限界を感じ始めています。ここ2、3年とくに感じるのですが、知識を注ぎ込み覚えるさせてはいるのですが、少しでも問題に変化を付けられると対応できない生徒さんが徐々に増えているのです。


論理力

その原因をいろいろと考えた結果、おそらく「論理力(単純な記憶の出し入れではなく、既存の知識や経験から未知なる問題を解決する能力とでも定義しますか…。)」というものが足りないのだろうと思うに至りました。以前は、国語の勉強を特別やらなくても、他の教科を一生懸命に取り組むことで、自然に国語の力もつきました。また、数学の文章問題も、パターン学習を積み重ねることで、応用力もついていました。さらに、トランプなどの遊びでももっともっと以前の生徒さんたちは頭を使っていましたが、最近はどうも…。

そこでこの論理力を鍛えるために、中間テスト明けから「国語」の文章問題の「要約」と「数学(算数)」の「どんぐり問題」を中学生全員にやってもらおうかと思っています。

今現在でも宿題すらまともに解いてきてくれない生徒さんもいるので、そういった生徒さんにはかなりの負担になるでしょうが、「力」を付けたいのであれば是非とも取り組んでほしいと思います。




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