やまと通信 12月号 やまと通信

〜 親バカ 〜

12月号
Vol.115





期末試験はいかがだったでしょうか?

私から見ていて、頑張れていたなと思う生徒さんが半分、まだまだ頑張れるよねと思う生徒さん半分だったような気がします。全ての生徒さんたちがもっともっと頑張れるようになる「魔法の言葉」はありませんかね?

昨今の派遣社員の皆さんのドキュメンタリー番組などを見ていると、とても辛いものがあります。彼らは現在の資本主義の犠牲者と言ってしまえばそれまでですが、国や大企業の皆さんももう少し弱者の人たちの基本的人権を守るような対策を願いたいものです。しかし、その一方で、彼ら、彼女たちに、小学生、中学生、高校生の間にしっかりと自立心を持って生活をしていたのか?
とも問いたいです。私も実家にいる身分で大きなことは言えないのですが、私たち大人は、もっともっと子どもたちに社会がいかに厳しいものかを教え、自分から努力すること、勉強することの重要性をもっともっと伝えていかなければならなのではないでしょうか?

今学校で学んでいることが、将来役に立つのかどうかなどということは、神様しか分かりません。受験勉強以外に本当にやりたいことが見つかっている生徒さんは、受験勉強なんて早々に止めて、その道を本気で取り組むのがよいと私は思います。しかし、その本当にやりたいことが、将来自分の生活費が稼げる可能性がどれぐらいあるのかと言うことも高校生ぐらいになったら理解すべきでしょう。

そして、本当にやりたいことが見つからないうちは、一生懸命に勉強をするべきだと思います。受験勉強が無駄だと感じているのは、その勉強をとことん学びきっていないからだと思います。本気でやりたいことが見つからない、とくに長けている能力が見つからない生徒さんは、今与えられている勉強ができるという環境に感謝し、本気で頑張ってほしいものです。


ユダヤ人

今月は、「ユダヤ人が語った親バカ教育のレシピ」(Andrew J. Sutter ユキコ・サター インデックス・コミュニケーションズ)という本を読んでみました。ご存知の通り、ユダヤの人々は古代から迫害の歴史をずっと歩んできました。今でこそアメリカを中心にユダヤの人たちが世界経済の中心で活躍していますが、戦中、戦後のアメリカでさえ、ユダヤの人たちは言われなき差別を受けていたのだそうです。

しかし、そのような歴史の中でも大変多くのノーベル賞を受賞するなど輝かしい一面もあります。そのような人たちを見て、ユダヤの人たちは「遺伝的に」もともと優秀なのだろうと私たちは勘違いをしています。しかし、彼らが優秀なのは、迫害の歴史から生まれた伝統的な教育方法、子育て方法にあるのだとこの本には書かれています。有形の財産は暴力によって略奪されることはあっても、脳内の無形の財産「知識」はどうやっても略奪されることはないと言うことで、古代からユダヤの人たちは、「知識」を大切にしてきたのだそうです。

この本には「7つの親ばか教育レシピ」「子どもが発する6つの危険信号」「親が発する10の危険信号」「頭の良い子が持つ6つの特性」など、皆さんが読んでためになることがいくつも載っていますので、良かったら読んでみて下さい。


信頼

簡単にこの本をまとめますと、子育てで一番重要なもの、根幹をなすものは「子どもへの信頼」なのだそうです。しかし、お子さんを心底信じると言うことは難しいですよね。そのためにはよく「観察」し、「一緒にいろいろなことを体験」し、そしてよく「語り合う」ことなのだそうです。また、日本の「親バカ」と違うところは、いつ何時も「ボスは親」なのだそうで、親は子が正しい方向へ進めるようにすべきなのだそうです。しかし、同時に将来は「独立・自立」することを教え、時期が来たら「親離れ」させるのだそうです。また、多くのユダヤ人の家庭では「本」があふれていて、親自身もよく本を読むし、その姿を見ている子どもたちもよく本を読むのだそうです。

いや〜、本当に私が目指している教育(子育て)そのものですね…




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