やまと通信 4月号 やまと通信

〜 なぜ? 〜

4月号
Vol.119





新年度が始まりました!!
新3年生の皆さんは、少しずつ成績も上がり、徐々に受験生としての自覚も芽生えつつあるようで、これからの1年間が非常に楽しみです。
新2年生の皆さんは、まだまだ小学生気分が抜け切れていない感じですが、そろそろ世の中の厳しさもわかってくる頃だと思います。今年1年間で何とか自立心が芽生えてほしいですね。そして、努力して結果を出すことの重要性とすばらしさを理解し、実際に体験もしてもらいたいと思います。
今年度の新1年生の皆さんは、勉強に対する姿勢も良く、積極的に取り組んでくれそうな感じです。期待大ですね。
小学生の皆さんは、昨年度だいぶ良くできるようになっています。今年度も学校の勉強とパズルなどをコツコツと楽しみながら解いていきましょう。
高校生の皆さんは、ゆとり教育もいつの間にか終わったようなので、さらに内容が難しくなるでしょうが、学校と塾の授業をしっかりと受けて、基礎学力をしっかりと付けましょうね!!!


なぜ?

このやまと通信でも何度も登場している「コボ作」ですが、「コボ作」を書く説明としていつも強調して言うことは「なぜ」そうしたのかという「理由」をしっかりと書くことだということです。人間が何かしらの行動をする場合、たいていそこには何かしらの理由やきっかけがあります。そして、その「なぜ?」(理由)こそ人生においても重要ですし、入試などのテストの問題を解くときにも重要なのです。

たとえば、なかなか数学の計算問題すらできるようにならない生徒さんが毎年2、3名はいます。その生徒さんたちの特徴としては、毎回同じところで間違えます。ですから、その箇所を何度も指摘し、注意するように指導するのですが、やはり同じ間違いを繰り返します。人から注意されてもなかなか直りません。自分で自分のことを客観視し、「なぜ?」自分は間違えるのだろうと自問自答をし、自分が間違えるポイントを自覚し、言語化しなければならないようなのです。

また、先日国語の問題を一緒に解いていたときに、「少女の細くゴツゴツした足に猫はのり…」というくだりがあったのですが、私はこの文章を読みながら「なぜこの少女の足はそんなに細いのだろう?」と思い、読み進めていました。するとこの文章の時代設定が「戦後すぐ」であるというキーワードが出てくるのです。私は「なるほど」と納得するとともに、じつはその箇所がある問題の答えにもなっていたのです。しかし、一緒に解いていた生徒さんは、少女の足の細さなどは全く気にもとめなかったようで、それ故、その時代背景を表す言葉もなかなか見つけられなかったのでした。


自分の頭で考える

数学の計算問題がなかなか解けるようにならない生徒さんも、国語の答えになかなかたどり着かない生徒さんもともに共通しているのは、「なぜ?」と常に自分で自分に問いかけていないということです。戦後のこの超管理社会では、この「なぜ?」ということをなるべく考えないように教育されてきましたので、もちろん私自身も「なぜ?」と考え抜くことが苦手です。

しかし、「なぜ?」と考えることなしに、単に人からやれと言われたからやる、やめろと言われたからやめるような人間にはなってほしくないのです。そのような人間、生徒さんが多いので、今の大学で「大麻」なるものがあれほど広がっているのでしょう。「なぜ大麻を吸ってはならないのか。なぜ法律で禁止されているのか。」早稲田、慶応大学に合格できるほどの生徒さんたちがわからないはずはないのです。単に「なぜ?」と考える習慣、訓練がなされていなかっただけなのです。現代社会は絶対的な価値観などがありません。ですから、これからますます「なぜ?」と自問することが重要になるだろうと思います。そのことを念頭に置いて今後も、学習指導をして参りたいと思います。




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