やまと通信 6月号 やまと通信

〜 二項対立 〜

6月号
Vol.121





いよいよ期末試験になります。
まだ1ヶ月先ではないかとのんきなことを言っているようでは駄目ですよ。
1年生は初めての定期試験で、テストでの点数の取り方がわかっていません。また、2、3年生は、3月からの学習内容で、かなり範囲が広いのですから、1ヶ月間じっくりとテスト勉強をしてちょうど良いかと思います。今習っている箇所をしっかりと練習するとともに、復習もそろそろ始めてくださいね。

小学生の皆さんは、とにかくまずは宿題を完璧にやりきるようにしてください。 塾で勉強を教わったからといって勉強ができるようになるわけがありません。塾の役割は、教材を選び、足りないものは作る。そしてどの勉強をどのタイミングで行うかを計画する。そして勉強していて、どうしてもわからないことがあるときは、塾の先生に聞く。そのためには、まず自分で勉強に取り組まなければなりません。私たちができるのは、そのお手伝いだけですから。どうか頑張って下さいね。

高校1年生の皆さんは、まだ勉強のリズムがつかめていないようですね。塾での時間は非常に短いものです。もっと家庭学習を頑張り、わからないところを塾で聞くようにして、効率よく勉強していきましょう。


二項対立

二項対立とは、「光と影」「表と裏」「楽と苦」「スローとファスト」「日本と西洋」など2つのもの(二項)を比べる(対立させる)ことにより、自分の主張を相手によりわかりやすく説明するための手法です。

たとえば相手に「スローフード」の良さを説明したいときに、単に「スローフード」の良さだけを説明するよりも、その対局にある「ファストフード」について説明し、その欠点などを指摘することによって、「スローフード」の良さを相手に納得してもらう手法です。しかし、意外にもこれらの「二項対立」させる二項は、じつは「不可分」の性質を持っています。たとえば、10円玉は「表」だけでは存在せず、「表」と「裏」の両面によって始めて10円玉として存在できます。


幸せ

先日ある方のブログを読んでいると『最終兵器彼女』(高橋しん)という漫画を是非読んでみてくれとありましたので、早速全巻取り寄せて読んでみましたが、本当にいろいろな意味で涙し、胸が苦しくなる漫画でしたね。

この漫画では「戦争と平和」という二項対立を「戦争(人類の滅亡)とごく一般的な高校生の恋愛」というものすごい両極端な二項対立にし、私たち人間の愚かさと人間の本当の幸せとはなんなのだろうということを感じ取らせてくれるものでした。基本的に戦争とは、一部のお金持ちが一般市民をだまし、戦争をさせ、敗戦国から資源などを搾取するというものです。しかし、だまされている一般市民の感覚では、今ある小さな日常の平凡な生活を失いたくないという思いから、それを守ろうと「戦争」に参加します。しかし結果的には、自分たちの小さな幸せも相手側の小さな幸せも消滅してしまうという逆の結果になってしまうのです。歴史的に、その2つのことがわかっていながら、何度も同じことを繰り返す人間…。悲しみ、おろかさ、無力感…
(「戦争と平和」この2つも「不可分」なのか…、そうではないと信じたいですが…)


今日も生徒の皆さんとけんかしつつも授業ができることに感謝しつつ、この平和が明日も続くように祈り、学び、考え、そしてできることからコツコツと行動していきたいと思います。



  やまと通信6月号